2008年01月25日

ウィルスについて・・・

新型インフルエンザはどうして発生するのですか?

Aソ連型(H1N1)でも、A香港型(H3N2)でもない、新しいA型インフルエンザのことです。トリ・インフルエンザウイルスとヒト・インフルエンザウイルスの間で、遺伝子の交換がおこり、新しいウイルスが登場します。
まず、動物には動物のインフルエンザがそれぞれあります。人間のインフルエンザはヒト・インフルエンザ,鳥類はトリ・インフルエンザ,豚はブタ・インフルエンザといった具合です。
現在、流行中のAソ連型とA香港型は、ウイルス表面の特徴を少しずつ変えながら流行しています。これは、インフルエンザウイルスの遺伝子で起こる突然変異が原因で、連続変異と呼ばれています。新型ウイルスは、遺伝子に細かな突然変異が起こるという小さなレベルではなく、インフルエンザウイルスの持つ8本の遺伝子の中の何本かを、トリ・インフルエンザウイルスとの間で、ごっそり入れ替えてしまって誕生するのです。
なぜ、トリとヒトのインフルエンザウイルスの間で遺伝子の交換が起きるのでしょうか。豚が仲立ちをしていることが分かっています。豚には、ヒト・インフルエンザウイルスもトリ・インフルエンザウイルスも感染できます。豚にこの両方のウイルスが同時に感染したときに、遺伝子の交換が起きてしまうと考えられています。この遺伝子交換をして誕生した新型ウイルスが豚から人間に感染し、人間の間で流行していくのです。
 
今世紀のインフルエンザ大流行(※印部分が新型ウイルス)
流行開始年 ウイルス型 通称
1918年 H1N1 スペインかぜ※
1946年 H1N1 イタリアかぜ
1957年 H2N2 アジアかぜ※
1968年 H3N2 香港かぜ※
1977年 H1N1 ソ連かぜ
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今世紀には、3回、新型ウイルスの出現がありました。1918年のスペインかぜ,1957年のアジアかぜ,1968年の香港かぜです。1957年に登場したアジアかぜでは、インフルエンザウイルスの8本の遺伝子の中で、5本がヒト・インフルエンザウイルス由来、3本がトリ・インフルエンザウイルス由来であることが分かっています。
大流行したため、上の表に含められているが、1946年のイタリアかぜは、大きな連続変異と考えられていて、正確な意味での新型ウイルスではない。また、1977年のソ連かぜは、イタリアかぜの1950年代に流行した株そのものであり、地球上のどこかで凍結されていたものが、再び流行したものと言われている。
新型ウイルスの登場は10~40年周期であり、最後の新型ウイルス登場(1968年)からすでに30年以上がたった現在、いつ、新型ウイルスが出現してもおかしくない時期になっています。なお、1997年に香港で発生した新型インフルエンザ(H5N1)は、トリ・インフルエンザが直接、人間に感染したものでした。人間から人間には非常に感染しにくかったため、流行には至りませんでした。


ウイルスとは

  ウイルスのことを「細菌」と同じように考えている人が結構いますが、ウイルスは「ウイルス」であって「細菌」ではありません。では一体何が大きく違うのかというと、細菌には抗生物質が効くのに対しウイルスには効かないということです。細菌の中にも抗生物質が効かないものもありますが、これは抗生物質に対する耐性を獲得しただけで、もともとは効いていたのです。しかしウイルスには初めから効きません。それは、ウイルスには自分の体内に栄養を取り込んで成長・増殖するという機能がないからです。  一見すると、ウイルスも細菌もヒトに感染して困らせるという点では同じように見えますが、彼らにしてみれば目的が違うのです。細菌は、感染した生物から栄養をもらって自分の力で増殖します。栄養があって一定の条件がそろえば増殖できるので、生物以外のものにも取り付いて腐らせます。これに対してウイルスは生きている細胞にしか取り付きません。それもそのはずで、ウイルスは自力で増えることができないので、感染した細胞をだましてその力を利用し、増殖します。  ウイルスと細菌の違いをまとめると、以下のようになります。























  ウイルスはその遺伝子をDNAあるいはRNAという形でたんぱく質の殻の中に保存して運搬し、特定の生物の細胞に入り込んで遺伝子をつくらせます。これがいわゆる感染です。ウイルスが感染する細胞はウイルスの種類によって異なり、ヒトや動物の細胞に感染するウイルスもあれば植物に感染するもの、さらには細菌のような単細胞生物に感染するものまであります。 細胞は、その種類によって表面の構造が違います。ウイルスはこの構造の違いを認識して吸着します。そして細胞の中に、ウイルス生産用の遺伝子(設計図)と、その遺伝子をつくるための酵素やタンパク質など(道具)を送り込みます。すると細胞は、送り込まれた設計図と道具がウイルス生産用であるとは気づかずにこれらを使い、自分の遺伝子をつくるはずの材料でウイルス生産用の遺伝子をつくり、さらにこの遺伝子を基にウイルスを大量につくり出してしまいます。そして細胞はウイルス生産工場となってしまうのです。この工場内で大量につくられた新しいウイルスは外へと飛び出し、新たな工場となる細胞を見つけては感染を繰り返します。 このように、ウイルスは生きている細胞を利用することによって、次々と子孫を残してゆくのです。





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この記事へのコメント
とにかくインフルエンザにかかりたくありません。
喉がいたいよ~
Posted by 準9会員 マッシー!! at 2008年01月25日 17:32
☆マッシーさん(^_^;)

もしかして風邪ですか?のどはスカーフやマフラー、もしくはタオルで首をまいて冷やさないようにしてください。長ネギの白い部分をやいてガーゼかふきんにまいてのどにまくといいですよ。お大事に…あとはマスクして薬のんで安静が一番です(^_^;)
Posted by hideboooo43こと不養生な薬屋 at 2008年01月25日 17:58
小さな生物ほど・・・進化の早い物はないですね・・・。
人間が太刀打ちできない・・・と、思うところもあります。

普段から・・・きちんとした体を作って・・・・・
免疫力を高める事が・・・
大事ですね♪
ねっ♪せんせ~~い(^^)
Posted by はっつーはっつー at 2008年01月26日 10:50
☆はっつー大先生!


そうですね。目に見えない脅威だからこそ“予防”が大切なんです…。お互い気をつけようね('-^*)/
Posted by hideboooo43こと不養生な薬屋 at 2008年01月26日 11:09
生物学科で 生物と非生物の間だと習いました

結晶にもなるんだそうですね

不思議だ


それと 鳥飼いには あまり科学の下地がなく

鳥はみな危険と とるような報道がされて

かなり迷惑してます


海外からたくさんの哺乳類を輸入してるのに

認識が甘い 狂犬病のほうがこわいように思いますがねぇ〜
Posted by へご at 2008年01月28日 23:04
☆へごさん♪

こんばんは!さすがよくご存じで…。そうなんです。生半可な記事だと“誤解を招きやすい”ので慎重に投稿しました。ウイルスはそんな簡単なことじゃないですから、しっかり考えて行かなくちゃならないですね。ありがとうございました…。
Posted by 不養生な薬屋 at 2008年01月29日 00:49
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